予防歯科

Preventive Dentistry

予防歯科とは?

What's Preventive Dentistry?

統計学にて6歳で虫歯の治療をした大人の歯はその後、再治療を繰り返し、平均して50歳で抜け落ちることが分かった今、「予防歯科」が注目されています。「予防歯科」とは虫歯・歯周病にかかったことがない歯を守り、さらに治療を経験した歯の虫歯・歯周病の再発を防ぐことを言います。
そのため、お子さまからご高齢の方まで歯のあるすべての方が対象となります。

予防歯科の説明イラスト

当クリニックでは、世界的な予防歯科の権威である熊谷崇先生(日吉歯科診療所)の開発された診療体系である「メディカル・トリートメント・モデル」 (MTM)に準じて、全ての方の診療を行なっております。

メディカル・トリートメント・モデルとは
以下の4つを通して予防歯科を実践する
一連の流れのことを指します。

  1. う蝕・歯周病のリスク評価
  2. 個々の患者さんに合わせた予防プログラムの立案
  3. 最小侵襲治療(う蝕治療・欠損補綴等)
  4. 定期的なメンテナンス

具体的な治療内容は下記の通りです。

  • う蝕・歯周病のリスク評価

    01

    う蝕・歯周病のリスク評価

    唾液を使った細菌培養検査(2種)、刺激時唾液分泌量測定、唾液緩衝能検査を専用キットでリスク検査を行い、さらに歯周病検査・レントゲン検査・問診の結果を総合してう蝕・歯周炎のリスクを評価していきます。リスクとは将来虫歯、歯周病を新たに発症する危険度の事を指します。

  • 予防プログラムの立案

    02

    予防プログラムの立案

    リスク検査により得た情報からコンピュータ上で結果を算出し、患者さまにわかりやすい形にまとめて提供します。その際になぜこの結果になったのか、改善する為の現実的な方法は何なのか、患者さまそれぞれのライフスタイルに合わせて一緒に検討していきます。

  • 最小侵襲治療

    03

    最小侵襲治療(う蝕治療・欠損補綴等)

    虫歯治療・欠損補綴(入れ歯・ブリッジ・インプラント等)の処置においては、長期的予後(その歯の寿命の長短)を考慮し、エビデンス(医学的根拠:世界の論文等をもとにした根拠)レベルの高い治療を患者さまに説明・了承を経た上で行っていきます。治療方法は保険治療を基本とし、自費(保険外診療)も選択肢の一つとして提示することもございます。

  • 定期的なメンテナンス

    04

    定期的なメンテナンス

    患者さま自身がリスクを知り、改善方法を実践しう蝕や歯周病の治療が完了したら治療は終了となります。しかし、治療最終日の綺麗な口腔内の維持は患者さま自身のケアだけでは限界があります。そこで患者さまのリスクを踏まえて1〜3ヶ月のメンテナンスを実施します。メンテナンスの内容はセルフケアの状況のチェック、歯周精密検査、クリーニング、ブラッシング指導となります。
    また、リスクに応じて1年〜5年毎にレントゲン検査、口腔内写真撮影を行い新しいう蝕や問題が生じてないか確認を行います。

成人予防歯科

Adult Preventive Dentistry

残念ながら抜いた歯、削った歯質、溶けた''歯を支える骨''(歯槽骨)は元に戻りません。「成人予防歯科」では、今ある大切な歯および歯槽骨をこれ以上無くさないように守っていきます。

当クリニックでは30年以上の実績から素晴らしい結果を出している日吉歯科診療所の予防システム「メディカル・トリートメント・モデル」(MTM)を忠実に実践しております。
ぜひMTMとは何か、どういったことをするのか知っていただいた上でご来院いただければと思います。

小児予防歯科

Pediatric Preventive Dentistry

小児予防歯科

虫歯の無い時期からの予防がその子の将来を左右するといっても過言ではありません。一般的に乳歯は抜けるからと甘く考えられがちですが、乳歯の虫歯を放っておくと歯ぐきの骨の中まで菌が感染したり、その後の大人の歯の歯並びがガタガタに崩れてしまいます。また、乳歯は大人の歯(永久歯)に比べとても柔らかく、虫歯になりやすく進行もとても早いことも忘れてはなりません。

当クリニックでは、お子様の下の歯が2本生え始めたタイミングで「予防的メンテナンス」をお勧めしております。理由は下記の通りとなります。

  1. 乳歯う蝕・歯肉炎の予防
  2. 生涯にわたって自分の歯で過ごす為の知識や習慣の獲得
  3. 歯並びなど成長過程で起こる様々な問題の予防・早期発見
  4. もしも「う蝕」ができてしまったときに、
    スムーズに治療を受けていだけるように歯医者に対する慣れの獲得

ぜひお子様が歯に悩まない人生を送れるようにご検討ください。
小児に対しても「メディカル・トリートメント・モデル」に準じて診療しております。